定期テストや資格試験など、何かと学習する機会って多いですよね。でも、学習する必要があることは分かっているのに「どうやって学習して良いのか分からずに、ただなんとなく学習をしている」とか「勉強の仕方が分からないから家ではほとんど学習していない」なんて人も多い事でしょう。
実は、ただやみくもに学習をしていても、しっかりと身につくことはほとんどありません。みなさんの中にも、日ごろからしっかりと学習しているのに、なかなか結果が伴わないという経験がある人も多いのではないでしょうか。
せっかく学習するなら、楽しく短時間で学習したことを身につけたいですよね。そこで今回は、短時間でしっかりと身につく勉強の仕方についてお伝えします。
楽しく続ける短時間学習法
30分勉強したら10分休憩しましょう
みなさんは、学習をしているときに、次のような経験がありませんか?・途中で飽きてしまう・なかなか覚えられない・人と同じ時間学習しているのに理解度に差が出ている思い当たることがひとつでもある人は、集中力が欠けていることが考えられます。
このままでは、学習が楽しいものとなるどころか、つらいものになってしまうこともため、学習することが苦痛になってしまいます。これでは、どれだけ学習しても身につきませんよね。
学習したことをしっかりと身につけるためには、楽しんで学習をする必要がありますが、そのためには、「学習=つらいもの」という認識を変える必要があります。そこでおすすめしたいのが、30分学習したら10分休憩する方法です。
この勉強の仕方は、脳のメカニズムを応用した方法です。脳科学的に見ると、個人差もありますが、集中して学習できる時間は最大で90分だと言われています。
しかし、実際には30分学習を続けると、学習することが苦痛になってくるので、「学習がつらい」と思う前に10分間の休憩を取り入れることで集中力の欠如を防ぎます。学習を再開するときにも「30分くらいならがんばれる」と思えるので継続させやすい学習法です。
暗記ものは声に出して読みましょう
学習には暗記がつきものですよね。教科や資格内容によっては、たくさんの暗記が必要になるものもあります。暗記は、書いて覚えるという勉強の仕方もありますが、それよりも有効な方法があるんです。しっかりと暗記するためには、脳に印象づけることが大切です。
そのためには、どれだけ脳を使うかがカギになってきます。そこでおすすめしたいのが「声に出して読み上げる」方法です。声に出すことで、視覚と聴覚を使います。
五感を使うことで脳にしっかりと印象づけることができるので、ただ黙読で覚えるよりも暗記しやすくなります。さらに「話す」という動作は、脳をたくさん働かせる動作なので、暗記力の向上にもつながります。さらに効率よく暗記するためには「体を動かしながら声に出して読む学習」もおすすめです。
脳の海馬は、記憶のコントロールや集中力にに関係しています。この海馬からシータ波が発生すると記憶力や集中力がアップするのです。そのカギとなるのが「運動」。部屋の中をゆっくり歩きながら声に出して読み上げることで、海馬からシータ波が出て効率よく暗記できます。
復習を繰り返しましょう
忘却曲線って知っていますか?これは、ドイツの心理学者「ヘルマン・エビングハウス」が実験から導き出した暗記後の忘却率を表したものです。
これによると、暗記したものは、
・30分後⇒40%
・1時間後⇒56%
・1日後⇒74%
・1週間後⇒77%
・1ヵ月後⇒79%
忘れてしまうというデータが出ています。つまり、一度の学習では忘れてしまうことが多いということです。そこでおすすめしたい勉強の仕方が、復習を繰り返す学習法です。
たとえば、英単語を覚えるとします。ひとつの単語を一度に何度も書いて時間をかけるよりも、ひとつの単語にかける時間を減らし、学習する回数を増やすほうがより効率よく覚えることができます。
最低でも暗記して10分後、寝る前、翌朝の3回は復習しましょう。確実性を高めるためには、1週間後とか1ヵ月後に同じことを復習すると良いですね。
英語で日記を書きましょう
「英単語がなかなか覚えられない」とか「知識として保有する英単語の量を増やしたい」ときににおすすめしたい勉強の仕方は、「英語で日記を書く」ことです。私たち日本人は、日ごろから日本語に慣れ親しんでいるので、英語が苦手な人ほど難しいものです。
その上で、英語で日記を書くためには、文法や単語を自分で調べる必要がありますよね。この「自分で調べる」ということが大切なんです。人から聞いたことは、すぐに答えが出てしまいます。短い工程を経て答えを得るため、記憶をたどるときの道がひとつしかないのです。
しかし、自分で調べるとどうでしょう?より多くの工程が必要になりますよね。これはつまり、その分だけ記憶をたどるときの道が増えるということ。苦労して自分で調べるほど、なかなか忘れない知識となるんです。
英語に限らず、分からないところは、すぐに誰かに聞いて答えを導き出すのではなく、できるだけ自分で調べて答えを得るようにしましょう。どうしても分からない部分は、そのあとで聞いても遅くありませんよ。勉強の仕方に悩んだら「自分で分からないところを調べる」学習から始めても良いかもしれませんね。
ノートまとめに時間を使いすぎないようにしましょう
短時間で効率よく学習するためには「必要のないことに時間をかけすぎない」ことが大切です。勉強の仕方が分からないと、長い時間を費やしてノートまとめをする人がいます。でも思ったように成績は伸びません。
なぜだと思いますか?それは、ノートをまとめることに満足してしまったり、ノートをまとめたことで覚えたつもりになったりしてしまうから。もちろん、ノートをまとめることは良いことです。
でも必要以上にノートまとめに時間をかけてしまうと、そのあとに必要な暗記や問題解きをする時間がなくなってしまいます。これでは思うように成績が伸びないのも頷けますよね。ノートをまとめる場合には、要点だけを効率よくまとめるようにしましょう。
まとめ方が分からない場合には、要点がまとめてある問題集や参考書などからヒントを得ても良いですね。成績を上げる勉強の仕方は、要点の暗記と確認のための問題解きが大切です。この部分にしっかりと時間が取れるよう、学習時間をうまく配分しましょう。
いかがでしたか。勉強の仕方が分からないと、だらだらとした学習になりやすいですよね。でもだらだらとした学習は、集中力が足りないので、どれだけ学習に時間を費やしても結果が伴いません。短時間で効率よく学習するためには、集中力を維持することが大切です。
勉強の仕方が分からない人の中には、学習に苦手意識を持っていることも多いですよね。苦手意識が強ければ強いほど、集中力も持続しにくいので、まずは短時間でも、学習する時間を決め、その時間内は、スマホや携帯電話の電源を切るなどして、学習だけに集中できる環境を作りましょう。
また、勉強の仕方が分からないと、あれこれやろうとする傾向がありますが、これでは、ほかの学習に切り替えるたびに集中力が切れてしまうため、学習効率が落ちてしまいます。
「この時間はこれ!」とひとつに決めて、それだけに集中することが結果を出すコツです。短時間でも効率の良い学習をしていると、少しずつ結果が伴うようになるので、学習することが楽しくなってきます。ぜひ、自分に合った勉強の仕方を見つけて、試してみてください。
目次
1.絶対にやってはいけない家庭学習の方法はコレだ!!
2.テストの点数を上げるために家庭学習を活用する方法
3.女子中学生必見!!家庭学習に関するこんな勘違いしていませんか?
4.【コラム】人間の記憶の仕組みとは!?
ノート ~重要事項をまとめても意味が無い~
家庭学習は多くの学校がノートにまとめる方式を取っていると思います。ノートに書くという行為は、中学生にとって授業の内容をノートにまとめるのと同じ行動です。つまり、家庭学習も、ノートに必要事項をまとめるという方法を取ってしまいます。これは実はNGです。
例えば教科書を綺麗に家庭学習ノートにまとめたとします。これをしても、自分の中で上手くまとまったという満足感を得られるだけです。頭の中には何もはいってきません。
でも綺麗にまとまったら、家庭学習の点数が上がるんじゃ・・・と思いそうですが、家庭学習を頑張ってもあまり点数としては還元されません。ですので、こういった勉強はやめましょう。
暗記 ~家庭学習はとにかく暗記のために使おう~
ではどうやって家庭学習をするのがいいのかというと、一番いいのは、暗記に使用することです。
中学生の勉強というのは90%以上が暗記です。ですので、とにかく覚えれば覚えるほど点数が取れる仕組みになっています。
テストで点数を取るために、家庭学習を使って暗記をしようということです。 例えば、数学なら、ワークの問題を家庭学習に書き写して、もう一度解いてみる。理科なら、ワークの答えの部分を隠して、その答えを家庭学習のノートに書きながら覚えていくということです。国語なら漢字を書くノートとして使ってもいいと思います。
無駄 ~綺麗にまとめることと答えを写すのは時間の無駄~
家庭学習をやりたくないけど、先生に怒られるからとりあえず出す。こういった気持ちの子どもは、とりあえずワークの答えを写して提出したり、ノートを綺麗にまとめて提出をします。これは結局その場しのぎの行動で、時間の無駄です。人間には1日24時間しかありません。それは中学生も同じです。
家庭学習に使う30分をその場しのぎの方法で使ってしまうのはとてももったいないです。この時間を上手に使って暗記をしていくと、その分テスト前の時間が少なくて済みます。空いた時間を他の勉強に当てるとか、勉強が嫌いであれば部活や遊びに使えます。ですので、無駄な勉強をするのはやめましょう。
【人間の記憶の仕組みとは】
① 48時間後にはほとんど残らない
人間の記憶は、1度勉強しただけの内容は48時間で7割ほど忘れます。つまり、記憶を定着させるためには繰り返し学習が必要なのです。仮に、テストに出題される内容を家庭学習で勉強しておけば、テスト前に復習するだけで自然に繰り返し学習をしたことになります。その結果成績が伸びるのです。
② 時間をかけて覚えたほうが長期記憶になる
定期テストで覚えた内容は高校入試にも出題されます。つまり、今覚えた知識は何ヶ月も先に必要な知識です。テスト前に一気に覚えた知識は、すぐに忘れます。これを防ぐためには、家庭学習を上手く使って、長い時間をかけて暗記していったほうがいいのです。
目次
1.国語の定期テスト対策では効率良く漢字を覚えよう!
2.教科書の音読をすると国語の点数がアップする!
3.中学校の国語の問題集を覚えると点数がアップする!
4.文法問題と長文読解力をアップさせて高得点を狙おう!
5.国語の高校入試対策・受験勉強のコツとは!?
6.高校生になった後、大学入試のセンター試験でも役立つか?
7.【おすすめ】中学生社会の勉強方法とは!?
8.【動画で解説】国語の勉強法の詳細編
1. 国語の定期テスト対策では効率良く漢字を覚えよう!漢字【ステップ① 0点⇒20点】
中学校の国語の定期テストの勉強には段階があります。現在20点以下の中学生は、まず漢字をマスターしましょう。
中学1年生のテストにも2年生のテストにも必ずテスト範囲には必ず漢字が入っていると思います。ここを完璧にするわけですします。
多くの学校で漢字は10~30点ほどのウェイトを占めています。ただ覚えるだけで点数が取れる漢字は、やらないと損です。漢字を覚えるときのコツとして、読みと書きの両方を覚えると良いです。これは中間テストでも入試問題でも同じです。
たまに、読みだけ覚えたり、書きだけ覚えたりする中学生がいるのですが、テストではどちらが出題されるかわかりません。必ず両方を覚えるようにしましょう!
【漢字を覚えるときのポイント】
① 単語カードを使う
漢字ドリルなどを見ながら直接ノートに書いて覚えていくのもいいですが、単語カードを使って覚えていくと、より効率的より短時間で覚えられます。
② 書くよりもテスト
ひたすらノートに書いて覚えていくのもいいですが、1度書いたらすぐにテストをして、できなかった漢字のみもう一度書いて再びテスト。こういったリズムで勉強したほうが早く覚えられます。
2. 教科書の音読をすると国語の点数がアップする!国語【ステップ② 20点⇒50点】
毎回たくさん勉強しているにもかかわらず、なかなか成績が上がらない子に多いのが、音読をしていないという特徴です。国語のテストって、
1.次の文章の( )に当てはまる接続詞を答えなさい
2.次の文章の( )に当てはまる言葉を書きなさい
という問題が結構出ると思います。この問題を解くための最も簡単な方法は、頭の中に教科書の文章をそのまま叩き込むことです。頭に入れる上で最も簡単な勉強法は音読です。騙されたと思って一度音読をしてみてください。50点までは簡単に点数を上げられますよ。
ただしこの方法は中間テストと期末テストでしか使えない方法で、高校入試の場合は若干勉強方法が異なりますので、注意してください。
【音読をするときのポイント】
① 毎日の積み重ねで音読をする
音読をするときのポイントは、長期的に計画を立ててやっていくことです。1日10回を3日間かけて30回音読するのではなく、1日2回を15日間かけて30回音読したほうが、頭に入りやすいです。
② 黙読ではダメな理由?
音読が嫌いな中学セの場合、どうしても黙読をしようとしてしまうのですがこれはダメです。なぜなら黙読は目しか使わないので頭に残らないからです。音読は口と耳も使うのでより記憶に残りやすくなります!
3. 中学校の国語の問題集を覚えると点数がアップする!ノート【ステップ③ 50点⇒80点】
教科書の文章を音読したら、ある程度は頭の中に本文が入っていると思います。ただ、次のような問題…
3.下線部の言葉について作者の考えに近いものを、次のア~エの中から選び、記号で答えなさい。
こんな問題が出るかと思います。定期テストでは、こういう問題が当たり前に出るのですが、私はこういった問題を見るといつも思うことがあります。作者の気持ちなんて作者にしかわからないですよ!!と。実はこの問題は先生が考えているのではなく、プリントや問題集からそのまま持ってきています。※先生が作者の気持ちを理解できたらすごいですしね。ですので、プリントや問題集の答えをそのまま覚えることで、簡単に解けてしまいます。これで80点までは点数を上げられます。
【学校の問題集を解く時のポイント】
① 覚えるのではなくやり方をマスターする
学校の問題集の答えを覚えましょう!と言うと、どうしても答えをそのまま覚えてしまう子がいます。しかしこの方法を使っても点数は上がりません!答えを覚えるのではなくきちんとやり方や理由まで覚えましょう
② 1回で覚えられると思ったら大間違い!
よく「1回問題を解いたのですが覚えられない」と悩んでいる中学生がいるのですがこれは当たり前です。人間と言うのは繰り返し繰り返し問題集を解くことでようやく頭に入るようになります。最低3回解きましょう!
4. 文法問題と長文読解力をアップさせて高得点を狙おう!80点【ステップ④ 80点⇒95点】
もしあなたが国語の定期テストで、どうしても90点以上を狙いたいと思ったら、何でも良いので<学校で売っていない問題集を1冊購入してきてください。
その問題集を使って文法問題と長文読解力を付けていくと一気に90点を超えらえるようになります!
基本的に中学国語の中間テストと言うのは、学校で習ったところから出題されます。ステップ1からステップ3の方法を実践すれば、学校で習ったところは完璧にマスターできるのです。
その勉強に加えて、ステップ4の勉強方法で、文法を解く力と長文を解く力の応用力を付けていくことで、一気に90点の大台に乗せることが可能になります!特に、品詞の分類や倒置法などの活用技法は、学校の問題集を1度解いただけで、すぐに理解できるものではありません。他の問題集の練習問題をしっかりと解いていくことで、初めて解き方の根本的な考え方が理解できるので、できるだけこの勉強方法で応用力を付けてください。また文法力と長文読解力は、大学入試にもつながる力ですので、今しっかりやっておいても損はないと思います!
【本音を言うと90点以上は狙わなくてOK】
① 時間が必要だから!
この方法を実践すれば、国語のテストで90点以上取れるようになります!ただこれには実は一つ大きなデメリットがあります。それはかなり時間が必要ということです!
② 国語を伸ばすよりも他の教科を伸ばそう!
私自身は時間をかけて国語で90点以上を目指すくらいなら、まず80点を取れるようにして、そのあとは他の教科の点数を伸ばした方が結果的に内申点は上がる!と思っています。何に時間を使うべきか一度考えてみてください。
5. 国語の高校入試対策・受験勉強のコツとは!?
高校受験の勉強
国語の中間テスト対策と受験勉強って実は全く異なります!なぜなら、中間テスト対策は学校の教科書に載っている文章を覚えれば点数が取れるのですが、高校受験の場合習った文章は出ないからです!
ですので中学3年生になったら、高校入試専用の勉強をしていなないといけなくなります。この方法については国語の高校入試対策のページにまとめてあるので良かったらこちらも読んでみてください。
早め早めに受験対策をしていくことで、合格率を大きく上げることができると思います。
高校生になった後、大学入試のセンター試験でも役立つか?
大学入試の勉強
よく中学生の子から、「この勉強方法は高校生になってから、センター試験対策にも役立ちますか?」という質問をいただきます。もちろん漢字や文法などの部分は、大学入試にもつながる知識ですので役立ちます。
ただ問題集を覚えるとか、音読をするという学習法は、大学入試にはあまりつながりません。
特に問題集を覚える学習と言うのは、本当に定期テストだけしか役立たないので、一夜漬けくらいの気持ちで進めてもらって大丈夫です!
高校生になってからも長期的に役立つ知識については、時間をかけて忘れにくい勉強法をしていき、今しか要らない知識については短い時間でスパッと覚えるのが効率の良い国語の勉強法だと言えます
【数学】
1.数学の学習ステップの基本は参考書ではなく教科書!
2.中学校の問題集を使って数学の勉強をしよう!
3.高校受験にも使えるチャート式で応用力を付けよう!
4.数学の定期テスト対策と高校入試対策の違いとは?
5.【コラム】数学のノートを上手に使った学習法
6.【おすすめ】中学生の理科の勉強方法とは?
7. 【動画で解説】数学の勉強法の詳細編
1. 数学の学習ステップの基本は参考書ではなく教科書!数学【ステップ① 0点⇒30点】
中学校の数学の勉強をしていく上で、最初に数学のテストの仕組みについて理解しましょう。
数学という教科は、説明書を見ながらその通りできるかを確かめる教科です。教科書が説明書で、ワークが実践です。
ただ、多くの中学生が説明書である教科書すら理解していない状態でワークを解こうとします。これでは成績は上がるわけがありません。まずは教科書の問題をきちんと解いてください。
きちんと授業を聞いている子であっても、1度ですらすら解けることはありません。解説を見なくても解けるようになるまでは、繰り返し問題を解いていきましょう!
ありがたいことに教科書には問題を解く上で詳しい解説が載っています。これは1年生でも2年生でも3年生でも同じです!その解説をじっくり読めば、必ず解けるように作られているので、まずは教科書の問題を解きましょう。
【教科書を見てもわからないときは?】
① 学習スタイルに予習を加える!
もし教科書を見てわからなくても焦る必要はありません。その場合、授業を受ける前に一度予習と言う形で、教科書の問題を解いておくようにしてください。そこでわからなかったところを授業でしっかり聞くようにします!
② 家庭教師かお父さんお母さんに質問しよう!
わからない問題があるとき、一人で悩んでいても前には進みません。この場合まずはお父さんかお母さんに教えてもらいましょう。それでも解決できない時は家庭教師をつけると良いです。
2. 中学校の問題集を使って数学の勉強をしよう!問題【ステップ② 30点⇒80点】
教科書の問題を解けるようになったら、次に学校の問題集に載っている問題を解いていきます。
学校の問題集は基本的に、教科書の問題の数字が変わっただけのものです。ですので、教科書の問題が解けていれば、基本的に解くことが可能です。
ただ、解いていく上でわからない問題もあると思います。そういった問題には付箋を貼っておいて、学校の先生もしくは家庭教師の先生に聞くようにしてください。※もちろんお父さんお母さんでも大丈夫です!
わからない問題をいつまでも考えているよりも、飛ばしておいて後で説明してもらったほうが時間が短縮できます。
【学校の問題集をより効果的にマスターするポイント】
① 授業で習った後にすぐに解く
学校の問題集をテスト前にまとめて解くのもいいのですが、一番効果的な方法は授業で習うたびに解いていくという方法です。授業で習った後であればスラスラ解けるはずです。
一度解いておけば、テスト前に再度解きなおしたときもスラスラ解けます。
② 友達に教えよう
人間の脳みそは、誰かに教えると理解力が高まるという法則があります。つまりワークを解き終わった後、友達に教えてあげることで、さらに深く理解できるようになります。友達にも感謝されて自分の理解力も高まる!おすすめです。
3. 高校受験にも使えるチャート式で応用力を付けよう!勉強【ステップ③ 80点⇒95点】
塾に通っているのに成績が上がらない子の多くは、学校の問題集すら解けないうちに塾の問題をやろうとするからです。つまり、順番が逆と言うことです。学校の問題集を完璧に解けるようにして、さらに余裕がある人のみ、学校の問題集以外の問題集を解きましょう。
問題集は、家庭学習用の問題集書店に売っている問題集塾の問題集何でもかまいません。私としては、数学の問題集で一番有名なチャート式という問題集を利用すると高校受験にも使えるのでおすすめです。
これを行うことで応用力が付き、100点も夢ではなくなります。
【より成績を上げやすい問題集の選び方】
① 解説が詳しいものを選ぶ
問題集を選ぶ時、一番大事なポイントは問題ではありません。一番チェックしないといけないのは、解説が分かりやすいかどうかです。問題部分に比べ解説の割合が大きい問題集を選びましょう
② 分厚すぎる問題集を選ばない
他の問題集を選ぶ時、あまりに分厚い問題集を選ぶのおすすめできません。なぜなら、他の問題集を勉強するタイミングは、すべての勉強が終わったら最後だからです。このタイミングでも終わらせることができる量の問題集にすべきです。
4. 数学の定期テスト対策と高校入試対策の違いとは?
高校生
よく、「道山先生の定期テストの勉強法は、高校受験の勉強にもなりますか?」という質問をいただきます。もちろんなります!!特に数学の場合、中学校のテストで出題される問題と、ほとんど同じような問題が高校入試にも出題されます。だからここでしっかりと勉強しておけば、3年生になった時本当に楽です!数学の高校入試対策のページでも解説しているので、受験生の子はこちらもチェックしてみてください。
【この勉強法は大学受験にもつながるの?】
① 小学校から大学まで同じ学習法です!
よく道山流数学の学習法は高校生になってから、大学入試の対策でも実践できますか?という質問をいただきます。答えは「イエス!」です。なぜなら数学の学習方法と言うのは、小学校から大学まで全て同じだからです。
大学受験の時にも同じように、学校の問題集⇒他の問題集と言うステップを踏めば、きちんと偏差値は上がっていくのでご安心ください。
② 東大の医学部を狙う時は?
もしあなたが今高校生で、東大の医学部レベルの学部を狙う場合、一つだけ意識してほしいことがあります。それは応用問題は存在しない!と言うことです。結局大学入試の応用問題と言うのは、言葉の言い回しや数字を替えただけのものです。ですので今までに他の学校で出題された過去問などをしっかり勉強すれば、東大でも慶応でも狙えるのでコツコツ勉強していきましょう!
5. 数学のノートを上手に使った学習法
ノート
数学の学習を効率良く進める上で、意識してほしいのがノートの上手な使い方です。ノートの使い方を少し間違えるだけで、一気に時間がかかってしまうので注意しましょう。
数学のノートを使っていくときに注意すべき2つのポイントについてまとめていきます。
① ケチケチ使わないようにする!
数学のノートは国語や英語などと違って、できるだけ大きな字で余白をたくさん取って、書くようにしてください。というのは数学の問題を解く時、躓いてしまう原因の一つに計算ミスがあります。この計算ミスを生んでしまう一番の原因は、字が雑で見にくいということだからです。
ノートは余白をたっぷりとり、字を大きく丁寧に書くだけで、計算ミスが一気に減るので勉強効率も大きく上がります!
② まとめようとするのではない!計算用紙だと思え!
もう一つ意識してほしいのがまとめようとしないと言うことです。これは全ての教科で言えることなのですが、ノートにまとめていくというのはただの自己満足で、成績を上げることには全くつながりません。
数学も同じで解き方をまとめるのは時間の無駄です。解き方というのは、教科書や問題集の答えなどを見れば、全て載っているからです。ですのでまとめようとするのではなく、計算用紙だと思って使うのが良いと思います。
色ペンなどは赤と青の2色を使うくらいで十分なので、あまり時間を掛け過ぎないようにしてくださいね。
【理科】
1. 中学理科の勉強方法の基本は学校の問題集!理科【ステップ① 0点⇒60点】
「理科の勉強方法を教えてください!」こういった悩みをよく聞くのですが、はっきり言って難しいテクニックはありません。 やることは非常に簡単で、ひたすら学校の問題集を解くのみです。
中学1年生の子や2年生の子のように、まだ正しい勉強の仕方がわからない子ほど、「本当にこの方法で成績は上がるのですか?」と質問してくるのですが、本当に上がります!
ただ、授業を1度聞いていただけで、学校の問題集を完璧にできる子は非常に少ないです。というか、ほとんどいません。そして、多くの子がここで挫折します。「やっぱり自分は能力がないな・・・」と。
しかしこの考え方は100%間違っています!!!私自身も、1度目から問題集が スラスラできたことはありませんでした。だから繰り返しやりました。皆さんにも同じことをやって欲しいのです。
ワークを1度やってみる。それでもできなければ、2度目、3度目とやってみる。すると少しずつできるようになってくる。どんな子でも5回くらいやれば、絶対に解けるようになります。
だから諦めずにやってみてください。中学生の理科の勉強方法って、実はこんなにシンプルなのです!
2. 【より短時間で理科の問題集を頭に入れるポイント】
① オレンジペンで答えを書いて、赤下敷きで隠す問題集と答えをただ眺めているだけでは、頭に入ってきません。まずは全ての答えを赤ペンで書き込んで、その上に赤下敷きを載せ、答えを隠せるようにします。これを使って覚えていきましょう。
② 最初は書かない
赤下敷きで隠しながら、いきなりノートに書き込んでいってもいいのですが、最初からこの方法を使うと時間がかなりかかります。最初はノートに書かずに、隠した答えを口に出して覚える。この方法を使ったほうがより効率よく覚えていけます。
3. 【小学生にも理解してほしい】わからない問題の対方法【ステップ② 60点⇒80点】
生物や地学の分野など、覚えるだけで解ける問題は、繰り返し解いていくだけでOKです!
ただ、物理や化学などの、計算する必要がある分野は、ただ繰り返し解いているだけでは解けるようになりません。こういうときは、学校の先生家庭教師の先生勉強が得意な友達の誰かかに問題の解き方を聞きましょう。
定期テストで60点くらいは取れるに、なぜか80点にはたどり着かないという中学生の多くは、わからない問題を捨ててしまっています。
こういった問題をきちんと対策していくことで、簡単に80点まで上げることができるのです。できれば小学生のうちからこれを癖にしておくと、中学生になってから苦労しなくなります!
1度聞いてみて、やり方を理解したら、後は繰り返し解いていきます。すると自然に解けるようになってきます。
4. 受験勉強にもなる!理科で高得点を狙う他の問題集勉強法とは!?
勉強【ステップ③ 80点⇒95点】
学校の問題集を5回やり直せば、おそらく70点くらいは取れると思います。ただ90点以上を狙うのであれば、応用力をつけないといけません。応用力なんて付かないよ・・・と思うかもしれないのですが、応用力って特別な力ではありません。
いかにいろいろな種類の問題を解いたかで決まります。つまり応用力をつけるためには、いろいろな種類の問題を解かないといけません。
そこで、何でもいいので学校以外の問題集(塾の問題集、家庭学習の問題集、書店に売っている問題集)を解きましょう。これで簡単に応用力が付いて、成績が一気にアップします!この方法は受験勉強にもなるので、現在中学3年生の生徒にとっては、一石二鳥の勉強方法になります!
5. 【理科の問題集を選ぶ時のポイント】
答えが右側にまとまっているものを選ぼう文章の中で穴埋め時に回答していく問題集よりも、回答が右側にまとめられている問題集を選んだほうがいいです。なぜなら右側を何かで隠してしまえば、それだけで繰り返し問題を解くことができるからです。自分の学校のレベルに合った問題集を選ぼう実は学校によって定期テストのレベルは異なります!レベルが低い学校であれば簡単な問題集を購入しても成績は上がるのですが、レベルが高い学校だとやはりハイレベルな問題集を勉強していかないと成績は上がりません。自分の学校のレベルに合わせて問題集を選びましょう!
6. 理科の高校入試対策と定期テスト対策の違いとは!?
高校入試理科の場合、
定期テスト対策の勉強方法はそのまま、高校入試対策にも使えます!と言うのは、理科の高校受験本番のテストも結局は語句を覚えているかどうかと計算問題が解けるかどうかが全てだからです。
応用力と言うのも実は存在しなくて、ただよりたくさんの問題の種類を知っているかどうかが勝負になってくるからです。
詳しくは理科の高校入試対策のページで、解説していますのでよかったらこちらも読んでみてください。
【社会】
1. 社会の勉強方法の基礎は問題集!正しく勉強してますか?地図帳【ステップ① 0点⇒60点】
社会の定期テスト対策も理科の定期テスト対策と同じでひたすら問題集を解くだけで、簡単に成績が上がります。
これは中1でも中2でも中3でも同じですし、全国どの都道府県でも同じ傾向です。ただ、学校の授業を聞いただけで、全てが頭に入っていると思ったら大間違い!おそらく20%ほどしか入っていないと思います。
つまり、初めてワークを解いたときは20%くらいしかできないということです。ただ2回目は40%、3回目は60%、4回目は80%、5回目は95%という感じでやればやっただけ成績が上がっていきます。
人によって何回解けば問題集が完璧になるかは異なります。ただ、やればやっただけ成績が上がるのは間違いないです!まずは完璧にマスターできるまで問題集を解きましょう。社会の勉強方法もこれほどシンプルなのです。
【よりスムーズに問題集を覚える方法】
授業を受ける前に一度問題集に目を通そう授業を受ける前に一度、今回学習する部分の問題集を解いておきましょう。ほとんどわからないと思うのですが、一度解いておくだけで授業の理解度が大幅に高まります。その結果、授業を受けるだけでワークの内容が頭に入ってしまうのです。
声に出して五感で覚えよう!多くの中学生が物事を覚えるとき、ひたすら書いて覚えようとします。これは間違ってはいないのですが、さらに効率を上げるためには声に出して覚えていくと良いです。五感を使って覚えていくことで記憶スピードが上がります!
2. 【重要】歴史・地理・公民など分野ごとの社会の学習のコツ【ステップ② 60点⇒80点】
問題集を解く上で、少しだけ意識して欲しいことがあります。こういった細かい部分を意識することで、さらに20点ほど点数アップさせることができます!
歴史・・・ 歴史の問題は、年代に意識を向けてください。つまり、どの出来事がどの出来事の後に起きたのかを意識しながら問題集を解いていきます。この意識を持つだけで、かなりスラスラと頭に入っていきます。
地理・・・ 地理の問題は、グラフを使った問題に力を入れるようにしましょう。グラフの数字はテストで変わることもあるので、ただ丸暗記するのではなく、解き方を覚えるという意識で問題を解いていきます。
公民・・・ 公民の問題は、時事ネタと絡めた問題に意識を向けます。時事ネタというのは最近起こっているニュースです。これが関係している問題は高確率でテストに出るので、要チェックしましょう。
3. 資料集と教科書の音読で社会の成績は更に上がる!社会【ステップ③ 80点⇒95点】
学校の先生によっては、教科書や資料集の細かいところから問題を作る人もいます。この場合、問題集を解くだけでは漏れがあります。ですので、問題集を完璧にした後、ひたすら教科書と資料集に目を通しましょう。
特にワークに載っていない単語や年代、グラフなどがあった場合そこは要チェックです!緑ペンで色を塗って、赤下敷きで隠すというような技法を使ってそのまま頭に入れていきましょう。
社会の定期テストは応用問題が作るのが難しいので、教師は問題のレベルを上げるためにわざとこういった、細かい部分からテストを出題します!テストを作る側の気持ちになって対策することが必要です。
【社会のテストで90点以上を狙うその他の方法】
① 授業ノートを見直す
黒板にたくさんの内容を書く社会の先生の場合、ワークや教科書に載っていない内容を黒板に書いておいて、それをテストに出す先生もいます。この場合、テスト前に少しノートを見直しましょ
② 他の問題集をやる
学校の問題集には載っていないけど、教科書には載っている内容。こういった内容を勉強するとき、学校以外の問題集をやるのも一つの方法です。ただ、時間が結構かかってしまうというデメリットもあるので、もうこれ以上やることがない!という場合のみにしましょう。
4. 定期テスト対策と高校受験対策の違いとは!?
高校受験社会の場合、
高校受験の勉強法と定期テストの勉強法はほとんど同じになります。ですのでここで紹介している定期テスト対策をしっかりやっていけばそのまま入試本番でも、高得点を取れるようになります!
ただし、高校入試の場合、学校や都道府県ごとに問題の出し方に特徴があります。例えばある学校ではグラフ問題が多いとか、ある学校では歴史の並び替え問題が多いとかです。この特徴をしっかりと理解しておかないと、せっかく単語を覚えたのに全然点数が取れない!という事態に陥ることがあります。
細かいことについては社会の高校入試対策のページで解説していますのでまた中学3年生になったら見てみてください。
【英語】
1.まずは英単語の暗記と教科書の音読をしよう!
2.中学校の英語の問題集を解いて文法力を付けよう!
3.暗記ノートを作って教科書の英文を全て覚えよう!
4.他の英語の問題集で長文読解力を高めよう!
5.英語の高校入試対策と受験勉強のコツとは!?
6.7日間で成績アップ?道山流勉強法とは!?
1. まずは英単語の暗記と教科書の音読をしよう!英語【ステップ① 0点⇒30点】
多くの中学生が英語の成績が上がらずに悩んでいる一番の理由は、英単語のみを覚えているからです。これは間違った英語の勉強方法なのです。
特に中学1年生の子は、まだ英語の勉強の仕方がわからないので、この傾向が強いです。この勉強法は、国語で言うなら、ひたすら漢字だけを覚えている状態と同じです。この方法だとせいぜい20点が限界です。
ではどうしたらいいのかというと、英単語を覚えることに加えて、教科書本文の音読を行います。すると頭の中に英文がそのまま入ってくるので、文章の並び替え問題が出たときに点数が取れるようになります。
英単語をきちんと覚えた後は、音読を最低10回、できれば20回くらいやりましょう。
【英単語と英文を覚えるときのポイント】
① 単語カードか単語帳を使おう
英単語を覚えるとき、最初に英語を見て日本語を答えられるようにします。その後、日本語を見て英語答えられるようにします。このステップを踏むうえで、英単語カードを使うと非常にスムーズに勉強が進みます。
② あらかじめ日本語訳を読んでおこう
教科書の英文を音読する前に、あらかじめ日本語訳を何回か読んでおきましょう。このステップを踏んでおくと、教科書の音読をするだけで、自然に日本語訳まで頭に入ります。
2. 中学校の英語の問題集を解いて文法力を付けよう!勉強【ステップ② 30点⇒50点】
次にやって欲しいのが、学校の問題集を解くことです。大切なことは、英文と英単語を覚えていない状態で問題集を解かないことです。この状態で問題集を解いても、結局問題が解けず、答えを写すだけになってしまいます。いわゆる意味のない勉強法です。ただ、頭に入った状態で問題集を解くとかなりすらすら解けるはずです。(おそらく50%くらいはできるはず)その後、解けなかった部分のみ、1度か2度問題集を解きなおします。これで50点くらいは取れるはずです!
【文法問題を効率良く解けるようにするポイント】
① 文章をそのまま覚える意識で勉強しよう!
中学生の段階だと英語文法の仕組みを理解するのは時間の無駄です。仕組みを理解しようと考えるのではなく、「例文を全て頭に入れよう」という意識で勉強していった方が効率良く文法力が付いてきます!ですので、しっかりと教科書の音読を行って、教科書の文章がそのまま頭に入るようにしていきましょう!
② 最初は同じ問題を繰り返すようにしよう!
塾に入っている子どもたちはどうしても、塾の問題集、学校の問題集、買ってきた問題集など、さまざまな問題集に手を付けてしまいます。しかしこれこそ点数が上がらない理由なのです!まずは1冊の問題集を繰り返し学習するようにしてください。
3. 暗記ノートを作って教科書の英文を全て覚えよう!英語の教科書【ステップ③ 50点⇒80点】
次にやってほしいのは、暗記ノートというノートを作って、それを使って教科書に載っている英文を全て書けるようにする作業です。「教科書の英文を全て覚える!」なんてできないよ!と思うかもしれないのですが、ステップ①で既に教科書の音読と、英単語の暗記ができていると思うので、実はそれほど難しくはありません。このステップをしっかりと行うことで、80点を超えられるようになるので頑張りましょう!
【暗記ノートって何?】
① 暗記ノートとは何か?
暗記ノートというのは何かというと、何かを覚えるために作るノートのことです。今回の例で言うと教科書の英文を全てマスターするために作るノートになります。これを使うことで効率良く、英文が覚えられるようになるのです
② 暗記ノートの作り方とは!?
暗記ノートの作り方については、このページの一番下で紹介している「成績アップ無料メール講座」 でお伝えしています。よかったらこちらも読んでみてください。
4. 他の英語の問題集で長文読解力を高めよう!英語教師【ステップ④ 80点⇒95点】
私が考える英語の勉強法は、基本的にステップ③までやれば十分だと思っています。なぜならステップ④を実践しても、時間の割りにあまり点数が上がらないからです。
ただ、どうしても90点以上を取りたいの出れば、余った時間で、他の英語問題集をやって、長文読解力を付けるのがお勧めです!
一つアドバイスをすると、この長文読解力をつけるという勉強法は、定期テストの点数アップという点で考えると、あまり効率的な勉強ではありません。
ただ今後控えている高校入試対策としては、非常に効果的な勉強法になります。ですので長い目で考えてやっていくという意味では、おすすめの勉強法になります!
【長文読解力を付ける上で解くおすすめ問題集】
① 書店に売っている定期テスト用の問題集
書店やアマゾンに売っている、定期テスト対策用の英語の問題集を使って長文読解力を付ける方法です!問題のレベルがあまり高くないので、中学1年生の子におすすめの方法です!
② 高校受験対策用問題集
入試問題の長文読解問題で学習する方法です。問題のレベルがかなり高いので、最初は苦戦すると思います。ただ入試問題はとても良い問題が多いので、最終的にはこの方法で実力をつけていくと良いです。中学2年生、3年生向けの勉強法になります!
5. 英語の高校入試対策と受験勉強のコツとは!?
【中学3年生必見】
英語の勉強法を解説していると、よく「定期テストの勉強をしっかりしていけば、高校入試でも点数が取れますか?」という質問が来ます。もちろん定期テストの勉強をしっかりしていけば、それが高校受験対策になるのは間違いないです。ただ効果的な受験勉強か?と聞かれると、実はそうではありません。
高校受験には高校受験用の勉強法があるのです。これについては英語の高校入試対策のページで解説していますので詳しくはこちらを読んでいただきたいのですが、簡単に説明をすると、
学校の問題集の答えを覚えるのではなく、解き方を覚える必要があるということです。つまり高校入試対策用の問題集を購入して、そちらを繰り返し解いていく中で、文法や並び替え問題などの解き方をマスターしていく必要があります。
また長文読解の配点が高いので、長文読解力を付けていく必要があります。ただ教科書の音読をしているだけでは点数が上がらないので注意してください!
勉強を始める前に「勉強の仕方」を学ぼう。現役”家庭教師の営業”が語る効率的な学習方法。
「家庭教師の営業」とは具体的にどんな仕事かというと、ご依頼があった家庭を訪問し生徒や保護者のカウンセリングをしながら具体的な勉強のプランを作成し、そのプランや生徒に合った先生を派遣するというものです。
担当する生徒は小学生から社会人まで幅広く、これまで延べ200人以上の生徒のお話を聴いてきました。生徒によって抱えている問題は様々で、その子に合った学習プランを考えて成績を伸ばすことは容易なことではありません。
しかし意外なことに、この仕事を続ける内にそれらの悩みの原因は一つに絞られるということがわかりました。
”勉強の仕方がわからない”
訪問した家庭の8割以上の生徒がこの言葉を口にします。
学校や塾で授業は受けるけれども、家に帰ったらもう忘れている。宿題はたくさん出されるけれど、ただそれをこなすだけで結局身につかない。集中できない。成績を上げたいけれど、その方法がわからない。資格の勉強をしたいけれど、どう進めたらいいのかわからない。
思い当たる方、多いのではないでしょうか。
これらの人は決して勉強ができないというわけではありません。ただ、勉強の仕方がわかっていないだけなのです。
なので僕はご家庭のお話を聴く際に一番初めに「勉強の仕方」を教えるようにしています。
勉強は効率です。やる気や才能、時間ではありません。
如何に無駄なく効果的に勉強をするかどうかです。
少し長くはなりますが、せっかくこのような多くの方に読まれているブログを持っているので、僕が普段教えている「勉強の仕方」をここにまとめておこうと思います。けっこうな量があるので保存推奨。
この記事は単にネットで集めた断片的な知識ではなく、実際に多くの生徒を担当してきた僕のリアルな経験に基づいたものです。そして、根本は同じなのでここで紹介する勉強法は小学生〜社会人まで誰でも実践出来ます。小学生のお子さんには少し難しくなるかもしれないのでその場合はご両親がお読みになってわかりやすく教えて下さると有難いです。
まずは「勉強の仕方」を学ぶ
今回お話する勉強法は僕の経験と、読んだ本からの断片的な知識が集まって形を成したものです。なので、具体的な方法を話す前に僕のこれまでの勉強の経緯を話します。
もう大分前の話になりますが、僕が高校生の頃の話になります。
僕は埼玉県のそこそこの進学校に通っていたのですが、部活が忙しかったのと自らの怠惰な性格と遊びが災いして3年生に入るまで、ほとんど勉強というものをしていませんでした。学校が自由放任を掲げる学校だったので勉強しなくても全く何も言われなかったのです。良い学校です。
しかしいよいよ、3年生になり周りも本格的に勉強を始めました。一応進学校なので皆、東大京大旧帝大、早慶上智やマーチなど高い目標を掲げて勉強しています。
周りの状態に気がついた時には「ここまでほぼ2年のブランクがある状態で彼らと普通に戦うのは無理だ…。戦力差がありすぎる…!」と絶望し諦めかけたものです。しかし持ち前の楽観で30分後には立ち直っていました。
僕は昔から面倒くさがりで出来るだけ「楽」に問題を解決できる道を探して生きて来ました。ゲームは購入してすぐ攻略本を読み漁ってしまうし、ポケモンも裏ワザですぐレベル100にして楽しんでいました。なので勉強を始めようと思った時にも参考書や問題集を買う前に近所の大きな本屋さんに行って”ある本”を探すことに。
”ある本”とは勉強の攻略本、「勉強の仕方」が書いてある本です。
そこで出会ったのが「東大京大で一番読まれている本!」という仰々しいポップで売り出されていた外山滋比古著「思考の整理学」と脳科学者茂木健一郎氏の著作「脳を活かす勉強法」の2冊。
思考の整理学 ちくま文庫 / 外山滋比古 【文庫】
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脳を活かす勉強法 (PHP文庫) (文庫) / 茂木健一郎
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この2冊との出会いで僕の人生は変わったと言っても過言ではありません。この本の中には勉強をする上で基本的ですが大切で、皆が見落としがちの事が書いてありました。本の詳しい内容については後述します。
取り敢えず先に結果だけ言うと、僕は高校3年生から勉強を始めて、現役で早稲田大学の商学部・社会学部、明治大学の経済学部に合格することが出来ました。一日の勉強時間は平均2〜3時間、受験前で頑張った日でも5時間ほどです。平日ではもっと少なかったと思います。
勉強は効率です。ただ長時間やればいいというものではありません。「何を」「いつやるか」が大切なのです。
科目ごとの特性を知る
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勉強はよく「戦い」に例えられます。ならば「敵」を知らなければ「戦い」には勝てません。
「敵」とは他の受験生のことではありません。あなたがこれから取り組もうとする「勉強」そのものです。まずはこの「勉強」とは何かを把握しなければ戦えないのです。
高校までに学ぶ学問の教科をおおまかに分けると国語・数学・英語・理科・社会の5つに分けることができます。
実はこの5教科の中には伸びやすい教科と伸びにくい教科というものが存在します。これは相性や好き嫌いの問題ではなく、構造上の問題です。
あなたはどの教科が伸びやすく、どの教科が伸びにくいと思いますか?想像してみて下さい。
イメージができたら、答えをお教えしましょう。
理科・社会の勉強法
まず伸びやすい教科は理科と社会です。
この2教科は基本的には暗記科目になります。なので1つ覚えればそれが5点、2つ覚えれば10点、というように非常に得点に結びつきやすい教科です。内容も単元ごとに分かれているので1つずつクリアしていけばそれほど時間もかかりません。なので学校の定期テストぐらいならば100点を取ることもそれほど難しくはないでしょう。「前回のテストで30点しか取れなかったのに、適切な勉強をしたらいきなりテストで90点取れました!」という生徒も珍しくありません。しかし、「暗記が苦手」という方も大勢いますよね。安心して下さい。暗記にも方法・コツがあります。次の章で説明するので少しだけお待ちを。
英語の勉強法
理科・社会の次に伸びやすいのは英語と数学です。
この2教科も基本的には暗記が半分を占めます。英語はわかりやすいと思いますが、日本では単語・文法・長文の3つがメインです。単語と文法は暗記作業になるので理科・社会と同じ方法で勉強すれば問題はありません。それに対して長文は単なる暗記では難しく、文章を読むスピードや読解力などの力をつける必要があります。長文の読み方に関しては様々なテクニックが紹介されていますが、あれはあくまでも「テクニック」です。それを使う以前に自身の英語力が無ければそのテクニックも無駄になります。ましてや英語が母国語の人たちは毎回テクニックを使って英文を読んでいるわけではありません。
テクニックではなく根本的な「英語力」を付けるために、僕は毎回生徒に「音読」を勧めています。
「音読」なんて迷信でしょ?という方、本当に音読したことありますか?
騙されたと思って1ヶ月だけこれから紹介する方法を続けてみて下さい。きっとあなたの認識は大幅に違ったものになっているはずです。
まず、音読に使う文章を用意するのですが、文章は一度授業でやったか、自分で完全に内容を把握したものを使うのがコツです。最初はそれほど長くなく、1ページの半分程度の文章で結構です。これを1日3回声に出して読みます。そしてそれを1週間毎日続けて下さい。同じ文章を3回✕7日で21回読むことになります。きっと半分くらい終わった所で、その文章ならスラスラと読めるようになってきます。ここで飽きてしまって次の文章に言ってしまう子が多いのですが、耐えて7日が立つまでは同じ文章を読み続けましょう。音読の方法はこれだけです。1日5分あれば十分。
この「音読」で身につけて欲しいのは英語の「リズム」です。日本語の文章と同じで英語にも英語のリズムがあります。これは知識ではなく「感覚」です。もっとわかり易い言葉で言うと「慣れ」です。なので同じ文章を毎日読んで欲しいのです。音読をしっかりと続ければ「感覚」や「慣れ」が自然と身に付いて行くのがわかります。「そんなの無理だ」と思うかもしれませんが、やってみると意外と簡単です。言葉で説明するのは難しいですが、音読を続けていればいずれ分かるようになります。まずは文句を言わずやってみて下さい。きっとあなたにも「感覚」が付きます。だって1ヶ月で90本以上、半年で540本以上の英文をあなたは読むことになるのですから。
リズムが取れるようなると長文のスピードが劇的に向上します。理解力も高まり英語を日本語に直して理解するのではなく英語を英語のまま理解することができるようになります。
このように英語は単語・文法を暗記して長文の音読をすれば間違い無く成績が上がります。
数学の勉強法
数学もこれまでの教科と同じく暗記が重要です。暗記、というか反復ですね。
理科の物理分野など計算式が必要になってくる部分も同じです。
数学では問題の解き方を覚えましょう。数学の問題には全てパターンがあります。そのパターンを全て覚えるのです。定期テストなどは授業でやった一連の流れをもう一度再現するだけで満点が取れます。受験でも一部のトップ校を除けばテストの問題はどこかの問題集で一度解いたことのある問題だと思います。その場ではわからなくても後日解説を読めば理解できるはず。ということは、一度解いた問題を忘れているというのが数学ができない原因です。一度解いた問題は二度と忘れないぐらいの気持ちで暗記しましょう。暗記の方法は次の章で解説します(何度も引っ張ってごめんなさい(m´・ω・`)m
国語の勉強方法
5教科の中で一番伸びにくい、だけど一番重要なのが国語です。
そして国語の中でも特に大切なのが現代文。
この現代文を伸ばすかどうかで勉強が上手くいくかどうかが決まります。逆に漢字やことわざ、古文漢文などはほぼ暗記なので、それほど心配しなくても大丈夫。現代文は今すぐに始めましょう。
現代文だけは他の勉強とは性質が違います。他の4教科は「これを覚えたら得点が取れる」とか「これが解けるようになれば正解」といった感じですが、現代文はそうじゃありませんよね。自分で考えて自分で答えを出さなければいけないのである程度のテクニックは存在するにしても、本人の読解力、国語力が得点に直結する教科なのです。この国語力・論理的な思考力を身につけるためには訓練が必要です。一朝一夕では身につきません。そのため他の教科に比べて時間がかかるので早めに始めて欲しいんですね。
では、「国語力・論理的な思考」という抽象的なものを身につけるためにはどうすればいいのか。その具体的な方法が先ほど紹介した「思考の整理学」の中に書いてありました。どのようなものか簡単に説明すると「読んだ本のあらすじを要約してノートに書き記す」というものです。これはちゃんとやれば非常に効果的ですが、時間がかかるので中々実行しにくいです。なので僕はいつも生徒に、「マンガ・ドラマ・アニメ・映画・小説、何でもいいから好きなものを観たり読んだら、それがどうゆうお話だったかをお母さんかお父さん、先生、誰でもいいので人に説明してみて下さい。」と言うようにしています。これなら時間も手間もかかりません。好きなものであれば喜んで話してくれるはずです。
一度試して欲しいのですが、人に物事を説明するというのは意外と難しいものです。大人の方でも、「最近観た映画のあらすじをわかりやすく説明して下さい」と言われてキチンと短時間でわかりやすく内容を伝えられる人は少ないです。このような「要約力」「説明力」「人に物事を伝える力」というのは訓練で鍛えられます。
そのために必要なのがアウトプットの作業。「勉強はしているのに成績が全然伸びない」と悩んでいる方のお話を聞くと殆どの方がインプット作業ばかりをこなしていてアウトプットの練習をしていません。勉強はインプットとアウトプットのバランスが非常に重要なのですが、今の日本の教育業界ではインプットの勉強がメインです。圧倒的にアウトプットの量が足りていないのです。
なのでこれからは、自分の好きなもの何でもいいのでその話を要約して人に話すか、文章に起こしてアウトプットするように心がけて下さい。これを続けてくれれば劇的に国語力が伸び、現代文の成績が上がります。なぜなら現代文は「文章を読み取って(インプット)頭のなかでそれを整理し(要約)答えを表現する(アウトプット)」という教科だからです。この「思考の回路」の構築と並行して練習問題などを解いていきましょう。早ければ1〜2ヶ月で文章の読みやすさや話し方が変わってきたことを実感できるはずです。
そして、この話は現代文だけに限ったことではなく、他の教科の勉強についても効果があります。インプットとアウトプットの回路が頭のなかに定着すると思考のスピードが格段に速くなり、理解力や思考力までも高まります。先生が話していることや教科書に書いてあることがより深く理解できるようになります。そして、国語以外の教科の成績も上がります。具体的に言うと数学の文章問題や英語の長文・和訳、理科社会の記述問題などの思考力を問われる問題です。なのでまずは国語力をつけて脳のポテンシャルをアップさせると勉強の効率が高まります。
さらに言うと、国語力というものは受験が終わり、大学に入ってから、社会に出てからも必要になる力です。特に文章を作成する時や人と話をする時、聴衆の前でプレゼンをする時に活きてきます。僕自身、就職活動の面接時やビジコンの発表時に大きく役に立ってくれたように思います。国語力は獲得するまでに時間がかかりやすいので、出来れば今日から説明の訓練を始めて下さい。この「思考の回路」をしっかり構築できるかどうかで人生すらも変わってきます。
教科ごとの勉強方法まとめ
長くなってしまったので一応ここで教科ごとの勉強方法をまとめておきます。
理科・社会:暗記科目。次章の暗記法を活用する。
英語:暗記と長文の音読
数学:問題の「パターン」を暗記
国語:説明・要約の訓練
これを基本としながら勉強を進めていって下さい。
暗記は時間ではなく「回数」と「頻度」
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続いてこの章では効率の良い暗記方法について解説して行きます。
現代文や小論文、英作文やスピーキングなどを除けば、日本で教えられている学問の殆どは「暗記科目」です。社会などはわかりやすいと思いますが、同様に数学や理科も「解き方」を暗記する科目です。つまり最初に、効率の良い暗記の方法さえ体得してしまえば成績はメキメキと上がっていきます。
「暗記」という作業には実は2つの段階があります。一つは単純に「覚える」という段階。英単語だったら意味を言えるようになる、世界史なら人名を答えられるようになる、数学なら問題を解けるようになる、といった新しい知識を入れるという作業です。これは誰でもできます。例えば「apple=りんご」という新しい知識を覚えたら誰でも10秒間くらいは覚えていられるはずです。
ここで、一つ認識の確認をしておきます。
皆さんはこの「覚える」という作業を暗記だと思っていませんか?
はっきりと言っておくと、これは暗記ではありません。ただ、理解しただけです。
理解した知識を脳に定着させ、いつでも引き出せるように訓練するという作業が暗記なのです。
そして、この訓練を言い換えた言葉が「復習」。
一度理解した内容を「いつ」「どのように」復習するかが分かれば最短時間で成績を上げることが可能になります。そのためには脳の”記憶”について理解を深めることが必要です。
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*画像は記憶力をアップする方法、エビングハウスの忘却曲線 – next global jungleより参照
「忘却曲線」という言葉をご存知でしょうか。
脳は新しい記憶ほど忘れやすいという仕組みになっています。上の図を見て頂けると分かると思いますが、1日後には覚えた記憶の内の3分の1以下しか残っていません。これは非常にもったいない。この記憶の流出を食い止めてくれるのが「復習」です。復習をすればするほど記憶は強くなり、長い期間頭のなかに残るようになります。
復習はただ闇雲にやればいいというわけではありません。必ず押さえて欲しい「ポイント」があるので、メモのご準備を。
①:新しい知識を覚えてから「1時間後」
②:①から約半日後
③:②から1日後
④:③から2日後
⑤:④から4日後
⑥:⑤から1週間後
⑦:⑥から2週間後
⑧:⑦から1ヶ月後
この8つのポイントの復習を必ず行うようにして下さい。
復習は間隔を空けて行ったほうが効果は高くなります。ですが、いきなり長い期間を空けてしまうと忘れてしまうので、少しずつ少しずつ間隔を空けて強くしていかなければいけません。そしてそのギリギリの点が上の8つのポイントです。この8回の復習さえ行なってくれれば必ず記憶は定着します。もしこの8回の復習でもどうしても覚えられない箇所があれば、それはメモしておきましょう。あなたにとってこの上ない問題集になります。
「一つの単元に8回なんて復習している時間は無い!」と思われるかもしれませんが、安心して下さい。1回の復習には時間をかける必要はありません。まだ記憶に残っているうちに復習をするので、英単語だったら範囲をさらっと眺めて意味が分からない単語を1度チェックする程度、数学や理科ならどのように問題を解いたのか筋道を確認する程度で充分。なので1回の復習にかかる時間は5分ほどで済みます。
この5分が8回で合計40分です。一度忘れて覚え直すにはこの倍以上の時間がかかるでしょう。たったの40分で二度と忘れない記憶が作れるのなら安いものだと思いませんか?
わからないところがわからない
「あなたは何故勉強が苦手なのですか?」
勉強が苦手な人でこの質問に答えられる人はいないでしょう。この質問にはっきりと理由を述べて答えられるのであれば、その理由を解決すればいいだけです。
勉強に悩む人は「何がわからないのか、どこがわからないのか」がわかっていません。つまり「自分のわからないところがわからない」のです。
3年間で勉強すべき内容はどれだけあるのか、その中で自分は今どこまでを理解しているのか、一度勉強したが忘れてしまっている部分はないか。これらを理解することが効率的な勉強の第一歩です。ここをないがしろにすると結局覚えて忘れてを繰り返し、同じ所をぐるぐると回っているだけになってしまいます。
これを解決するために、僕は生徒に範囲の細分化をするように勧めています。
例えば世界史の参考書を1冊用意したとしたら、5ページぐらいの区切りがいいところに付箋を張り「世界史:ローマ史①」「世界史:ローマ史②」というように名前をつけます。そして細かく分けた範囲をノートの1ページにずらずらっと書き出しておきましょう。後は順番に勉強しながら、先程の暗記法を実践し、復習が終わるごとにチェックマークを付けていきます。
このように今までやってきた自分の勉強を「見える化」することによって今までやってきた範囲、まだ手が付いていない範囲、復習が終わった範囲、何回復習をしたかが一目で分かるようになるのです。そして勉強の進み具合を把握できるだけでなく、「チェックが付いている範囲ならばどこを聞かれても大丈夫」という自信にも繋がります。
この暗記法を続けていくと、復習の量がどんどんと増えていき一日に数種類の科目・範囲の復習をすることになります。ここで注意して欲しいのは、どれだけ復習の量が増えても必ず復習はしなければならないということです。
僕も実際受験勉強をした時には復習が積み重なり、一日の勉強時間の内1時間くらいは復習の時間に充てていました。面倒くさいかもしれませんがこの復習の時間が勉強のサイクルを回すエンジンなので決して止めてはいけません。復習はただ参考書や単語帳を眺めるだけなので電車の中やお風呂など場所を問わずどこでもできます。スキマ時間を活用して上手くこなすことが重要です。
もう一つ大切なのが復習の管理。一日に複数の復習をこなさなければいけないためしっかりとどの日にどこの復習をするかを記録しておく必要があります。俗にいうタスク管理というやつです。ようやくいつものテーマっぽくなってきましたねw 僕のころはまだガラケーの時代だったので勉強用に手帳を一冊買って復習の予定を書き込んでいました。もちろんそれでもいいのですが、今の時代スマホという便利なアイテムがあるので持っている方はToDoアプリなどを使って管理するのも良さそうです。ただし、集中力を持っていかれないように。
まとめ
今回ここに書いた内容で僕は早稲田大学に合格することができました。そして、今までこの方法を教えてきた生徒達にも顕著な効果が出ています。成績が上がるのももちろんですが、「勉強の仕方がわかった!!」と輝いた顔で感動してくれる時が一番嬉しいです。
僕は沢山の勉強に悩んでいる生徒と両親のお話を聞いていますが、物理的・時間的にも限界があるのでやはり限られた人数の生徒にしか指導をすることができません。しかし、この「ブログ」という手段を使えば不特定多数の勉強に悩んでいる方の力になれると思い今回の記事を作成するに至りました。全国の学生・社会人に届いてくれると幸いです。
最後にもう一度言います。
勉強は”効率”です。
「何」を「いつ」やるかをしっかりと考えて取り組んで下さい。あと国語力ね。
・まずは勉強の仕方を学ぶ
・科目ごとの特性を知る
・暗記は時間ではなく「回数」と「頻度」
・わからないところがわからない
・記憶のタスク管理をしよう
こちらが各章のタイトルです。内容を全部覚えていますか?
忘れてそうだったら、この記事もちゃんと「復習」してくださいね